そんな歯医者での治療ですが、30代以上の約8割くらいが歯周病にやられた、あるいはやられかけているといわれています。この歯周病対策で致命的になってしまう状態以前だと作業の大半は歯科衛生士の作業となります。まずは歯周ポケットに鋭利な針みたいなのを突っ込まれてミリ単位で計測されます。これが3ミリ以下だと問題ないのですが、4ミリ以上になると歯周病が進行してることを指摘されます。その後に歯石を取り除く作業が行われるのですが、これがクリニックによって少々異なります。超音波スケーラーという水を出しながら歯石を取り除く先の細い機械があり、歯周ポケットの中もそれで掃除されます。そのあとは手作業のスケーラーで歯石をさらに除去するわけですが、一部のクリニックではこれらに平行して口の中の細菌を採取し、薬剤を使って口の中の細菌を撲滅させるところもあります。しかし薬剤を使用した歯周病対策でも従来通りの歯石除去をすることに変わりはないし、薬剤を使用したら薬剤の費用は基本的に保険適用外になりますし、入れ歯やインプラント治療が必要なほど歯周病が進みすぎてる場合には効かないこともあります。